2005年入社/中途入社
原田 美香
Chico
ディレクター
※本人の所属・役職は2019年取材当時のものです。
パルへの入社と現在まで
専門学校の研修で訪れたのが、WHO'S WHO gallery。当時はまだ大阪にしかなく、大きな店舗の中にビンテージ服や家具、おもちゃなどが雑多に並ぶようなお店でした。特に印象に残っているのは、当時は各売り場を担当しているスタッフそれぞれが、自分の好きなものを好きなように仕入れてお店に並べていたこと。一人ひとりに与えられている権限が大きく、みんな自由に働いていました。そんなお店だから、まだ研修生だった私にも、マネキンのコーディネートについて「どう思う?」と聞いてくれるような場面もたくさん。
販売のことなんて何もわかっていないのに、お店づくりに携わらせてもらえるのが面白くて、新鮮でした。立場に関係なく意見を言えて、とてもナチュラルにそれを聞き入れてもらえるパルの良さって、そう言えば昔から全然変わっていないですね(笑)。
それでパルのことが好きになってそのまま入社しました。CIAOPANIC USEDの販売員からスタートして一年ほどで、雑貨やレディースアイテムのバイヤーを担当。入社4〜5年が経った頃に、Chicoというブランドができ、そこからずっとこのブランドでディレクターを務めています。
着たい服、行きたいお店をカタチにできる。
ディレクターは、素敵な仕事。
同じ「ディレクター」という肩書きでもブランドごとに役割や業務範囲は異なるのですが、Chicoの場合はブランドに関わるすべてをディレクションするのが仕事。商品やフェアの企画といったものづくりだけでなく、店舗計画やスタッフの育成、新人の面接、それからカタログやプレス業務まで幅広く対応します。たとえるなら……、同じセンスや思いを持った仲間と一緒にひとつの企業を経営しているようなイメージが近いかもしれませんね。「ブランドとしての統一感を」などと指示されたことは一度もありません。驚くほど放任主義なのもパルらしさ(笑)。上から指示されるのではなく、仲間たちと一緒に自分たちが着たい服、行きたいお店をカタチにしていける。ディレクターはとても楽しい仕事ですよ。
アルバイト
販売スタッフ
雑貨バイヤー
レディースバイヤー
ディレクター
自分で選んだ道だから、結果も、
責任も自分次第。
実は、入社した当初は販売職が希望。現場で接客をするのが好きで、ディレクターという仕事に憧れていたわけではありませんでした。転機が訪れたのは入社して4年目、Chicoの立ち上げメンバーとして声をかけてもらった時です。それまでの私はどちらかと言うと、キャリアに対して受け身な方。バイヤーの仕事に就いていたのも、「もっと女の子らしい服を置きたいね」「ハイヒールも並べたいね」と話していた私に上司が「それならやってみる?」ときっかけをくれたからでした。
ところが新ブランドの立ち上げに関わるかどうかは自分で決断しなければなりません。それまで働いていたWHO’S WHO galleryに愛着もあったので、とても悩みました。だけど最終的に新ブランドを一から育てることを選択。自ら決断したからこそ責任と覚悟を持つことができるようになったと思います。
思いを声に出せば、いつかチャンスは
やってくる。
店舗でキャリアを積んでからディレクターになる人も多いのですが、私の場合は入社1年ほどでバイヤー職に移ったこともあり、販売現場での経験が少ないんです。お店に毎日立ち、接客をして、好みが異なるお客様一人ひとりと話をしながら、洋服を販売していくのは、やはりファッションに関わるすべての仕事の基本。実際、そのことで悩んだ時期もありましたが、今はもう吹っ切れました。店舗での経験はもちろん貴重ですが、そこの経験値が高い人がそばにいれば、その人を信頼して意見をもらえればいいのだと。
スタッフは一人ひとり、いろいろな経験を持っていて、それぞれの役割を一生懸命果たしてくれています。だから、ここで働く仲間は部下というより、みんなファミリーという意識。とても大切に思っています。
パルは「やりたい」って声を出せる人に、チャンスがある会社だと思います。私自身も、「あんな服が欲しい」「あんなアイテムが欲しい」と話していたことが目に止まって、バイヤーやディレクターになるきっかけをもらうことができました。だから、まずは人に何かを伝えること。そして、チャンスが目の前にやってきたときには、しっかりと掴みにいくこと。その積み重ねがきっと、夢につながっていくのだと思います。
タイムスケジュール
9:00
通勤
9:25
朝礼
9:40
売り上げの確認
13:00
ランチ
14:00
企画デザイナーと打ち合わせ
17:00
メーカー商談
18:00
店舗リサーチ
19:00
退勤
- いつも自分がときめける洋服を!
- 毎日の洋服はブランドを問わず、その日自分が着たいもの、可愛いと思えるものを選ぶようにしています。いつも女性らしく、ときめきながらおしゃれを楽しむのがモットーです!
- ラジオ体操でスイッチオン!
- ブランドごとに点呼を取ったら、ラジオ体操をして1日のスイッチをオン。デスクワーク中心だと体がなまるので、いい運動になっています。
- スタッフの調子もチェック。
- ブランド全体の売り上げ、店舗ごとの売り上げをチェック。追加発注の確認などと同時に、各店舗のスタッフの調子の把握にも役立てています。
- 会議のある日はスタッフと一緒に。
- ブランドの会議がある週半ばは、スタッフたちと一緒にランチへ。お気に入りのフレンチ料理店をはじめ、原宿周辺はおしゃれで美味しいお店がたくさん!
- 新作アイテムの確認も入念に。
- 洋服、雑貨、アクセサリーなど、幅広くラインナップするChico。企画デザイナーとの打ち合わせも、サンプル確認から色、生地の決定まで多岐に渡ります。
- メーカーさんも大切なChicoファミリー!
- 商品づくりを手伝ってくれるメーカーさんは、Chicoを一緒につくりあげてくれる大切な仲間。いつ、どんなアイテムを店頭に並べるかを細かくディスカッションします。
- リアルトレンドを自らリサーチ。
- 店頭に出向き、お客様の動向をスタッフからリサーチ。また、パル以外のお店にも足を運んで、今流行っているもの、ニーズがあるものを把握しています。
- 美味しいものでリフレッシュ!
- 美味しいものを食べること、美味しいお酒を嗜むことが、何よりもリフレッシュに。Chicoの仲間、別ブランドのスタッフ、メーカーさん、同業の人など、いろいろな人と美味しい時間を楽しんでいます。
クローズアップ
- カルチャー
- とにかく現場の社員の提案を生かそうという風土があります。「拝啓社長殿」制度や、PAL CHALLENGE PROJECT(パル・チャレンジプロジェクト)という制度もあり、社員の提案が届きやすい”仕組み”があるので、どんどん自分の声を上げていってほしいですね。
その他のインタビュー
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