2006年入社/新卒入社

成田 麻美

Kastane
バイイング&
オリジナル商品企画

※本人の所属・役職は2019年取材当時のものです。

INTERVIEW

パルへの入社と現在まで

就職活動で実際に応募したのは1社だけで、学生時代から憧れていたKastaneを展開しているパルの新卒採用を受けました。まさか受かるとは思っていなかったのですが、運よく入社でき、入社後はKastaneで販売スタッフを約10年続けて、4年前からは本部での勤務をスタート。Kastaneのほぼすべてのアイテムのオリジナル企画と買い付けを担当しています。私はパターンを引けないので、デザインや生地を考えて、サンプルを用意し、パタンナーさんたちに協力を頂いて取り組んでいます。実は、Kastaneには、学生時代にアルバイトに応募して落選した過去があります。なので、自分自身がブランドをつくる立場にあるのが、今でも不思議な気持ちです。
就活をしている時って、安定を考えたり、仕事内容に関わらず、大きな会社ということだけで会社選びをしがちで、私もそういう気持ちはありましたが、やってみて、絶対安定が保証されている会社なんてどこにもないということと、納得できないと続けられないと思いました。

自分なりの分析を伝えていたことが
ステップアップのきっかけに。

私が販売スタッフとして店頭に立っていた頃は、接客が大好きになり、お客様の生の声をいつも聞いていたので、Kastaneの商品についてとにかく沢山考えている自信はありました。なので「今のお客様はこう思っているから、この商品はこのデザインのほうがよさそう」といったことを、店長を通して、沢山伝えていました。そんなある日、Kastaneの前バイヤーさんが私を海外への買い付けに同行させてくれました。そして現地で突然、今の仕事に誘っていただきました。当時の私はブランド運営に携わるなんてとんでもないという気持ち。劣等感を抱えるほど不器用ですし、Kastaneという人気ブランドを背負うことへのプレッシャーも計り知れませんでしたが、勇気を振り絞って、挑戦をすることにしました。

CAREER PATH

※下記の図は左右にスクロールすると全てご覧いただけます。

販売スタッフ

店長

バイヤー&企画

少し先の流行と、
今の自分の気分を求めて。

現在は国内外の展示会で新作アイテムを買い付けてくるバイイングと、メーカーさんと一緒に一からつくりあげていくオリジナル企画を担当しています。Kastaneのラインナップとしては、オリジナル企画が約8割です。どちらの場合も大切にしているのは、鮮度感。ちょうど昨日もベルリンから帰国したところなのですが、買い付けやリサーチは海外で出会う古着が中心です。自分自身で「いいな」「新鮮だな」と思うものをピックアップするようにしています。現地に行って意識するのは、「つくる立場」ではなく、「着る立場」としての感覚。つくる立場にばかり気持ちがあると、流されて周りと似通ったものになってしまい、自分意思がないものが出来上がってしまいます。
もちろんブランドとして展開するには市場に合わせたものづくりが必要なのですが、純粋に今の自分がその場で着たい、可愛いと思うものを信じるようにしています。

ブランドを愛してくれる
スタッフたちのエールが力に。

人気ブランドの服をつくることは決して簡単なことではないんですけど、私の場合は約10年間店舗で働いていたことがとても助けになっています。それは私自身の経験という意味だけではなくて、頼れる仲間がたくさんできたということでもあります。たとえば、新作のサンプルが上がってきてデザインに迷った時は、信頼している人たちにLINE等で相談すると「他にも同じようなデザインはあるから、襟はこうしたほうがいい」とか、「それなら古着でも買えるから、違うカラーに」とか、お客様目線の意見がたくさん出てくる。もちろんみんなの意見をどう取り入れるかは私次第なのですが、頭の中を整理できたり、現場と感覚を合わせたりと、とても助けられています。
そして、店舗に出向いたりすれば、「いつも可愛い服をありがとうございます!」とスタッフから言ってもらえることがあり、その時とても幸せな仕事だと感じます。わたしもスタッフにありがとうという気持ちでものづくりをしているので、社是でもあるように、全ての人が幸せになることに繋がるということがとても幸せですし、絶対に期待を裏切れないなと気持ちも引き締まります。

TIME SCHEDULE

9:30

出社

10:30

前日の販売実績を確認

11:00

スタッフと調整

13:00

ランチ

14:00

絵型表の作成

15:00

メーカーと商談

17:30

展示会

18:30

メーカーと商談

毎日同じものを着たりはしません!
毎朝の洋服選びは、今の気温で、お天気で、気分で、どんな服が着たいのかを自分自身で確かめるための作業でもあります。いつも新鮮と感じられるスタイリングに挑戦するので失敗することもありますが(笑)、そんな経験も企画のヒントに変えています。
データからお客様のニーズを分析。
前日の売上金額や商品の販売点数、在庫データなどを確認して、お客様のニーズを分析。売り上げ予測と違ったアイテムは、その原因の仮説を立て、改善のためのアイデアを探します。
仮説をもとに販売計画の見直しも。
前日の販売実績などから立てた仮説や、店長やSVからの情報をもとに、販売計画の見直しや調整を行います。
いろいろな情報を聞けるチャンス。
立て込んでいる時はオフィス内で簡単に済ませることもあるものの、本部メンバーと時間が合えば外食へ。いろいろな話を聞けるので、毎回とても楽しみです。
マーチャンダイザーとしての一面も。
商品計画や販売計画をつくる「マーチャンダイザー」のような仕事も、業務のひとつです。「絵型表」と呼ばれる資料を作成して、商品のラインナップや販売スケジュールなどをスタッフ間でタイムリーに共有していきます。
素材ごとにメーカーさんと商談。
カットソー、ニット、布帛といったように素材やアイテムごとに異なるメーカーさんと商談。Kastaneでは10メーカーほどと一緒に仕事をしているので、毎日3~5メーカーと商談します。
一年後のトレンドを予想しながら。
セレクトアイテムとしてお店に並べているブランドの展示会へ。買い付けたアイテムが実際に店頭に並ぶのは約一年後なので、少し未来の自分でも新鮮と思えるものを想像してセレクトします。
その場で試着をして確認することも。
サンプルが上がってきた日には、実際に試着をして修正の依頼をすることも。また、自分自身がプライベートでスタイリングして感じたことなどを、メーカーさんに伝えるようにもしています。
※上記の図は左右にスクロールすると全てご覧いただけます。

CLOSE UP

キャリアプラン
自分では「バイヤーがしたい」「企画がしたい」という思いは強くはなかったんですが、声を掛けてもらって挑戦してみることに。明確に「〇〇になりたい!」という目標がない人でも、現場でお客様と接する中で、養われていくものもあると思うので、チャンスが来たら飛び込んでみるのも一つと思います。

ENTRY

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